最近、野菜の価格が高騰していて、家計にじわりと影響を与えていますよね。そんな中でも、安くて価格が安定している【豆苗】は、まさに節約の強い味方!
さらに、家庭で簡単に再生栽培ができるので、使い切ってもまた収穫できるお得感があります。でも、「実際どうやって再生栽培するの?」「何回くらい繰り返せるの?」と疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、誰でも簡単にできるシンプルな方法で【豆苗】を何回再生栽培できるのか、実際に実験してみました!ぜひ、節約&エコな生活の参考にしてみてくださいね。
はじめに:節約しながら食卓に彩りを

近頃、スーパーに並ぶ野菜の価格が高騰しており、「食費がかさむな…」と感じている方も多いのではないでしょうか?特に、キャベツやレタス、白菜などは例年に比べてかなり高く、思わず購入をためらってしまうほどです。
さらに、ピーマンやブロッコリーまで価格が上がっているとなると、気づけば食卓から緑色の野菜が減ってしまいがち…。栄養バランスも心配になってしまいますよね。
そこで今回は、【節約】しながら【食卓に彩り】をプラスするべく、手軽でお得な【豆苗の再生栽培】に挑戦してみました!
野菜高騰中の現状
現在の野菜高騰の主な原因は、気候変動による異常気象にありとされています。夏の猛暑や豪雨、冬の寒波が影響し、野菜の生育不良や収量減少を招いた結果、供給不足が起きているのです。
さらに、燃料費の高騰による輸送コストの増加や、肥料・農薬の生産コスト上昇も価格を押し上げる要因に。需要と供給のバランスが崩れ、消費者の家計をますます圧迫しています。

高騰の背景には納得できるけど、野菜の価格が普段の2倍や3倍という状況は受け入れ難い…ですよね。
豆苗は再生栽培が簡単
豆苗の魅力は、何と言っても「簡単に再生栽培できる」ことです。切った根元を水につけておくだけで、数日から一週間程度で再び新しい芽が伸びてきます。
家計を預かる主婦や、毎日の自炊を頑張っている方にとっては、食費の負担が大きくなり、工夫が求められるシーズンです。少しでも家計を助ける方法を探している方には、豆苗の再生栽培はぴったりの選択肢かもしれません。

豆苗は安いし再生栽培できるとなれば、かなり節約できるね〜!
豆苗の再生栽培方法

豆苗の再生栽培はとても簡単で、特別な道具も必要ありません。ポイントを押さえれば、初心者でも手軽に育てることができます。ここでは、準備するものから栽培の手順、育てる際のコツまで詳しく紹介します!
準備するもの:豆苗・容器・水
豆苗の再生栽培には、以下の3つを準備するだけでOK!
- 豆苗(スーパーで売られているものでOK)
- 容器(2Lのペットボトルがおすすめ)
- 水(毎日交換するための水道水でOK)
特に専用のプランターなどは不要で、キッチンにあるもので手軽に始められます。
実際の手順
豆苗の再生栽培は、以下の手順を実践するだけです。手間も時間もほとんどかかりません!
- 豆苗を根元から2〜3cmのところでカットする
- 容器に豆苗の根元をセットし、水を注ぐ(根が少し浸かる程度)
- 風通しの良い、明るい場所に置く(直射日光は避ける)
- 毎日水を交換する(腐敗を防ぐため)
- 1週間ほどで新しい芽が伸びてくる!
栽培のポイント
豆苗の再生栽培は、いくつかのポイントを押さえることで、成功しやすくなります!
豆苗は根本から切りすぎない
豆苗をカットする際は、根元ギリギリまで切らずに、芽の部分を少し残すのがポイント!
完全に根元だけにしてしまうと、新しい芽が成長しにくくなります。目安としては、根元から2〜3cmほど残すようにしましょう。
直射日光は避け陽当たりの良い場所
豆苗は明るい場所を好みますが、直射日光はNG。直射日光に当てると、水がすぐに傷んだり、葉が焼けてしまったりすることがあります。
おすすめの置き場所は、室内の窓際や、明るいキッチンのカウンターなど。日中にほどよく光が当たる場所が最適です。
水は足さずに交換するのがベスト
豆苗の再生栽培では、水を足し続けるのではなく、毎日交換することが大切です。
水をそのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、根が腐る原因に。毎日清潔な水に取り替えることで、元気に育ちやすくなります!
1週間〜10日前後で収穫
豆苗は1週間〜10日ほどで再び食べごろになります。新しい芽が十分に伸びたら、最初と同じようにカットして収穫しましょう!
2回目の収穫以降は成長が遅くなり、細くなってしまうことが多いですが、うまくいけば3回目まで収穫できることもあるみたいです。
再生栽培実験チャレンジの記録
実際に、豆苗が何回まで再生できるのか試してみました!今回は、毎日水を交換しながら、豆苗の成長を記録していきます。
1回目の再生は問題なく成功するのか?
2回目、3回目も同じように成長するのか?
そして、どの段階で成長が鈍くなるのか?
果たして結果は…?
1回目:順調に成長する様子が楽しい
買ってきた豆苗はその日のうちにカット。用意しておいたペットボトル容器にセットして水を入れます。

一日目から2日目で早速新しい目が出てきました!

毎日水を入れ替え、基本窓際で放置しています。ここからは、2日遅れでスタートしたもう一つと成長の様子を比較していきます。
2日目とさほど変化はありませんが、順調に成長しているようで安心!

チャレンジ開始から6日が経過しました!ここにきて、成長のスピードがアップし、だいぶ原型に近づいてきたのがお分かりいただけるでしょう。

8日目に突入!もう収穫しても良さそうですがもう少し成長させようと思います。二日遅れでスタートさせた方もだいぶ成長してきました。

10日目になると、容器からはみ出すほど成長し、もうほとんど再生した様子。これ以上はさすがに限界だと思うので、1回目の収穫!
というわけで、1回目の再生は無事に成功という結果!またして2回目以降はどうなるのでしょう…?
2回目:勢いは落ちたけどまだ再生中
1回目のチャレンジが予想以上の結果だっただけに、2回目以降も期待が膨らみます。

2回目も3日ほど経つと、1回目と同様に新しい芽が出てきました!

だいぶ成長のスピードが落ちてきて、ここまで成長するのに1週間かかりました。新しい芽が出れば成長はするけど、芽が出ない根もちらほらとあるのが見受けられます。

2回目のチャレンジも10日が経ち、1回目に比べるとだいぶボリュームは減りましたが収穫に至りました。ザルに入っている分が今回収穫できた量で、容器に残っているのは、2日遅れスタートの分です。
2回目のチャレンジもとりあえずは成功しましたが、勢いがかなり落ちたので3回目には不安が残る結果。
3回目:そろそろ限界か…

3回目にチャレンジしたのですが、変化が少なかったので、急ですが5日目の様子です。水は毎日交換していますが、だいぶ枯れてきた感が出てきました。かなり弱々しいですが、少しずつ成長しています。

1週間が経過してようやくここまで成長しましたが、もう限界の様子です!新しい芽は出てこないし、芽が出たとしてももまっすぐ成長する元気がないようです。
奥にあるのは新しくかってきた新品の豆苗です。比べてみるとだいぶ細く色も薄いのがわかります。
その後、10日経っても成長するどころか枯れて来る一方なので、わずかな量を収穫して3回目のチャレンジは終了です。
4回目:変化なし→チャレンジ終了

3回目のチャレンジを終えた段階で、限界は感じていましたが、念の為4回目にチャレンジ!
しかし、五日経ってもほぼ変化はなく、茶色に変色してきているので、ここで豆苗再生栽培チャレンジは終了!
約1ヶ月に渡るチャレンジ、お疲れ様でした。
チャレンジ結果と考察

豆苗の再生栽培を実際に試してみた結果、何回まで収穫できるのか、味や鮮度に違いはあるのか、節約効果はどのくらいなのかを検証しました。以下、それぞれの結果を詳しく見ていきます。
再生回数は2.5回!?
今回のチャレンジでは、1回目と2回目の再生は成功と言って良いでしょう!1回目は問題なく収穫でき、2回目もボリュームは減ったものの一応収穫できました。
しかし、3回目の成長はかなり弱々しく、茎が細く伸びも遅くなったため、途中で成長を断念。実質、「2.5回」ほどの再生が限界という結果になりました。
やはり再生回数を重ねるごとに養分が減るため、3回以上の再生は難しいようです。
味や鮮度の変化
1回目の収穫では、スーパーで買ったばかりの豆苗とほぼ同じシャキシャキ感があり、問題なく食べられました。炒め物やスープに入れても、美味しくいただけます。
ただし、2回目の再生分は明らかに茎が細く、葉の色も薄くなっていたため、風味や食感に物足りなさを感じました。
さらに、3回目ともなると収穫できる分もあまりなく、食べた気がしないと言っても過言ではありません。
結論としては、1回目はほぼ劣化なし、2回目は品質が落ちる、3回目は収穫できただけでありがたいといった結果になりました。
皆さんも機会があればぜひチャレンジしてみて下さい。そして。結果を教えていただけると幸いです。
節約効果は良くて約100円
豆苗1パックの価格は、スーパーで100円前後。今回のチャレンジでは1パックを2回再生できたため、実質3回分使用できました。
つまり、単純計算だと豆苗3パック=約300円かかるところ、1パックで済んだので約200円の節約。ただし、再生のたびにボリュームとクオリティーは落ちるので、諸々考慮するとも1回あたり良く見積もって約100円の節約効果と考えるのが妥当かもしれません。
100円の節約効果は意外と大きく、年間を通して続ければかなりの節約につながります。ちょっとした工夫で食費を抑えられるため、豆苗の再生栽培には十分な価値があると言えるでしょう!
まとめ:豆苗の再生栽培は手軽でお得

今回、約1ヶ月にわたるチャレンジを通して、豆苗は1回までなら問題なく再生でき、味や食感もほぼ変わらないことがわかりました。2回目以降は成長が鈍くなり、品質も落ちるため、3回の再生は難しいと考えられます。
また、1パックで約100円の節約効果があると考えられるので、野菜が高騰している現在、大きな節約につながるのも魅力的です。
水につけておくだけで簡単に育ち、家計の負担を減らしながら食卓に彩りを加えられるため、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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