日頃の感謝を込めて、母の日にプレゼントを贈りたいと思っている人は多いはずです。今年は何を贈ろうか悩んでいるなら、フルーツを選んでみてはいかがでしょうか?
フルーツは見た目の美しさだけでなく、食味も楽しむことができます。お花やスイーツ同様、母の日には最適プレゼントです。
しかし、種類も価格も様々なフルーツの中から、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、高級果物専門店で働いていた筆者が、本音で母の日におすすめするフルーツを厳選しました。人気や旬のフルーツだけでなく、選び方のコツなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、こんな人におすすめです!
・母の日に何を贈ろうか迷っている人
・どのフルーツを贈ろうか迷っている人
・今年こそ喜んでもらいたいと思っている人
はじめに
本題に入る前に、母の日について簡単に解説します。母の日や由来や花が定番となっている理由を知ることで、プレゼンを贈る意味や感謝の気持ちが深まるでしょう。
母の日とは?
母の日とは、母親への感謝の気持ちを伝える日です。世界各国で様々な日付で祝われていますが、日本では毎年5月の第2日曜日が母の日とされています。
母の日の起源は?
母の日の起源は諸説ありますが、1907年にアメリカのアンナ・ジャービスが、亡くなった母親を偲び教会で追悼礼拝を行ったことが起源とされることが代表的です。
日本に制定されたのは?
日本に母の日が正式に制定されたのは、1947年のことです。母の日制定のきっかけの一つとなったのは、菓子メーカー大手の森永製菓が「森永母の日大会」の開催を告知したこととされています。
母の日に花が定番の理由
母の日のプレゼントに花が定番となっている理由は、母の日の起源となっていることと結びついています。1907年にアメリカのアンナ・ジャービスが亡くなった母を偲んで祭壇に飾った花が白いカーネーションでした。そのことがきっかけになり、母の日にはカーネーションを贈るのが定番となっています。
きっかけは白いカーネーションでしたが、現在では赤だけでなく、ピンクやオレンジなどの色も人気となっています。色によって花言葉も違うので興味のある方は調べてみてください。
母の日にフルーツをおすすめする理由
近年、「果物離れ」という言葉が象徴するように、私たちの食生活から果物が遠ざかっています。そんな時代だからこそ、母の日という特別な日に、希少価値の高いフルーツギフトがおすすめです。普段なかなか食べられないような、旬の高級フルーツは、母の日の特別な思い出となります。
また、見た目だけでなく、味覚も楽しめるがフルーツギフトの魅力です。カーネーションなどの花やスーツなどと合わせて、自分だけのプレゼントを贈るのも良いでしょう。
喜ばれるフルーツを選ぶポイント
母の日に喜ばれるフルーツギフトを選ぶポイントは3つ紹介します。実際にお客様が悩んでいらっしゃるときに、果物専門店員としてアドバイスしていたポイントです。何を送れば良いかわからないという人は、ぜひ参考にしてください。
ポイント1:旬のフルーツを選ぶ
何を贈ろうか迷った時は、季節感のある旬のフルーツを贈るのが良いでしょう。好みはあるかもしれませんが、食味・価格とも最も良い時期となりますので、選ぶポイントとしては最善と言えるでしょう。母の日の時期に旬を迎える代表的なフルーツを紹介しますので参考にしてください。
ポイント2:定番・人気で選ぶ
フルーツギフトを贈る際は、定番・人気商品を参考にすることもポイントになります。多くの人から支持を集めていることもあり、喜ばれる可能性も高いです。母の日ギフトのランキングや好きな果物ランキングを参考にすると良いでしょう。
残念ながら、好きなフルーツランキング上位に、母の日に旬の時期を迎えるフルーツは少ないです。出回ってないものや、売られていても高くて美味しくないフルーツもあるので注意してください。
ポイント3:好みに合わせて選ぶ
最後に紹介するポイントは、お母様の好みに合わせて選ぶ方法です。甘いフルーツが好きとか、酸味の強いフルーツは苦手とかなどの好みでも参考になります。
好みがわかっていれば間違いありませんし、知らなければこの機会に聞いてみるのも良いでしょう。ただし、毎年同じものを好まない方には、少し変化を加えたりすることも喜んでもらうためのポイントです。
母の日におすすめフルーツ7選
母の日におすすめなフルーツは、宮崎マンゴーやメロン、さくらんぼなど5月に旬を迎えるフルーツです。フルーツは、旬なものを選ぶ方が味的にも価格的にも良いでしょう。
正直なところ、5月は桃や葡萄の時期にはまだ早く、冬が旬の柑橘やりんご、イチゴなどの人気品種は少なく、あってもあまり味の良い時期ではありません。好き嫌いのある果物が多めのため、おすすめの中からお母様の好みに合わせて選んでください。
1:宮崎マンゴー
宮崎マンゴーは、母の日の贈り物として最も人気のあるフルーツの一つです。価格は少々高めですが、食味は間違いありません。その中でも、一定以上の条件を満たした個体だけに付けられるブランド、「太陽のたまご」は希少価値も高く特におすすめです。
国産のマンゴーは、海外のものと比べてクセがなく、糖度が高いのが特徴です。南国を思わせるような香りも楽しめますので、一足早く夏の気分を楽しんでみてはいかがでしょう。
2:メロン
メロンは、春先から夏にかけて旬を迎えるフルーツです。5月頃になると、品種も増えてきており、糖度も高くなる時期になります。
アンデスメロンやクインシーメロンなどお手頃の品種から、1つ1万円以上するマスクメロンまで、価格はピンキリですが、どの品種もおすすめです。
3:さくらんぼ
さくらんぼは旬の短いフルーツであり、特に高品質なものは希少価値が高く特別感が増します。箱に綺麗に並べられたさくらんぼは、まさに宝石箱のようです。
露地物が出回る本格的な旬は6月なので、ハウスものが中心の5月は少々高値ですが、母の日に贈り物としては人気です。日持ちがあまりしないので、少量のさくらんぼと別のものを組み合わせたプレゼントを贈ってみてはいかがでしょう。
4:枇杷
枇杷もさくらんぼと同様、旬の短いフルーツの一つです。他のフルーツと比べると、食べる機会が少ないので、貰って嬉しいプレゼントの一つでしょう。
枇杷は、種が多く食べる部分が少ないのが難点ではありますが、さっぱりとした甘さが人気です。母の日には、長崎県産の茂木びわをおすすめします。
5:西瓜
夏のイメージが強い西瓜ですが、小玉西瓜が春先から出始め、5月になる頃には大玉も出回ります。食べ応えがあるので、単体でも豪華なプレゼントとして喜ばれるでしょう。
母の日におすすめするのは、甘さもありシャリシャリ食感も楽しめる、熊本県産の小玉西瓜です。西瓜を選ぶときは、音で判断するイメージがありますが、普通の人ではほとんどわかりません。ずっしりと重く、触った時に若干凹凸を感じられるほど、模様がはっきりしているものを選ぶと良いでしょう。
6:パイナップル
パイナップルは、ほとんどが輸入物で1年を通して楽しめるフルーツですが、母の日におすすめするのは国産のパイナップルです。国産のパイナップルは、母の日頃から夏までしかないので、季節感と特別感が増します。
沖縄県産のピーチパインやスナックパインが、価格的にも味的にもおすすめです。また、一回で食べ切れる小ぶりサイズなので、余ってしまう心配もありません。
パイナップルは、プレゼントとしてはあまり馴染みはありませんが、ぜひこの機会に選んでみてはいかがでしょう。
7:梅
最後に紹介するのは、5月〜7月頃旬を迎える梅です。梅には未熟な段階で収穫された青梅と、完熟した状態で収穫される完熟梅があります。
5月に出回るのはほとんどが青梅なので、生食はできませんが梅干しや梅酒、梅シロップなど様々な食べ方を楽しめます。毎年、自家製の梅干しや梅酒を作るというお母様をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
母の日の贈り物としては、少し地味で意外性があるかもしれませんが、ぜひプレゼントの候補にしてみてください。
さらに喜んでもらうためには?
母の日のフルーツギフトをさらに喜んでもらうためには、ちょっとした工夫を加えることが重要です。以下に紹介する工夫をすれば、プレゼントの価値も高くなり、より感謝の気持ちも伝わるでしょう。
メッセージカードを添える
ギフトを贈る際に、メッセージカードを添える方も多いのではないでしょうか。定番な方法ですが、より感謝の気持ちを伝えるには効果的です。
普段なかなか伝えられない気持ちを言葉で伝えることで、ただモノを渡すだけより気持ちが込められます。ほんの一言でも喜んでもらえるので、ギフトにはメッセージカードを添えてみましょう。
フルーツと一緒に花も贈る
母の日のギフトには、花が定番となっていますので、フルーツギフトに花を添えるのもいいでしょう。花束やフラワーアレンジメントのような豪華なもの良いですし、カーネーション一輪だけでも良いです。
花を添えることで、より気持ちが伝わりやすくなるだけでなく、母の日の特別感も増しますので、ぜひ参考にしてください。
母の日ギフトを直接渡す
母の日ギフトを直接渡すことも、さらに喜んでもらうポイントになります。仕事や遠く離れた場所に住んでいるのが理由で、なかなか会えていない人でも、母の日は会うのに良い機会です。
当日までは内緒にして、母の日ギフトを用意してサプライズで会いに行くのも良いでしょう。
まとめ
母の日のフルーツギフトを選ぶ際は、旬なフルーツの中から好みに合わせるのが重要なポイントです。さらに、メッセージカードやサプライズなどで感謝の気持ちを直接言葉にすることで、より喜んでもらえます。
今年の母の日は、フルーツギフトで贈る人も贈られる人も幸せな気持ちになりましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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