古くから日本人に親しまれてきた「団子」は、手軽に食べられる定番おやつとして、大人から子供まで幅広い世代に愛され続けています。地元の団子屋さんの店頭やスーパーのレジ近くなど、目につきやすい場所で販売されていることが多く、ついつい衝動買いしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、近年の物価高騰により、多くの商品が値上がりしています。そんな中で今回ご紹介するのは、団子1本60円という驚きの価格で提供している人気店「あけぼのだんご」です。
本記事では、物価高騰の時代にもかかわらず、低価格でおいしい団子を提供し続けるありがたい団子屋さんを紹介します。また、団子の豆知識も合わせてお届けしますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
朝霞にある団子屋「あけぼのだんご」
埼玉県朝霞市にある「あけぼのだんご」は、平成9年の創業以来、地元の多くの人から愛され続ける人気店です。お店の外観は懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気で、訪れるだけで心温まる気持ちになれます。
店主がこだわり抜いて作る団子は、作り置きができないため、売切次第終了となります。お目当ての団子をゲットするなら、早い時間にいくか、事前に確認してから訪れると良いでしょう。
「あけぼのだんご」店舗情報
住所:〒351-0011 埼玉県朝霞市本町1丁目12−15
電話番号:048-464-0344
ホームページ:https://akebonodango.jimdofree.com/
車で訪れる場合は、近くの朝霞市役所やマルエツの駐車場を利用することをおすすめします。
ご注意: 営業時間や定休日は変更になる場合がありますので、最新の情報は店舗のウェブサイトまたは電話で確認してください。
店舗に数回訪れましたが、午前中に多くの商品が売り切れていることもあるので、営業日の早い時間に訪れることをおすすめします。
メニューとおすすめ
「あけぼのだんご」のメニューは、焼き団子やみたらし団子、おにぎりなど団子屋さんの定番メニューが様々です。団子は基本的に3本入りか5本入りのパックで販売されています。価格は、団子が一本60円からあり、おにぎりも一個100円前後とどれも安いです。
定番は焼き団子5本入りパック300円
あけぼのだんごの定番は、焼き団子の5本入りパックです。味はシンプルな醤油味で、団子はしっとりと柔らかく作られています。団子につけられた焦げ目が食欲をそそり、素朴な味わいながらもいくらでも食べられるおいしい団子ですので、ぜひ1度食べて見てください。
あんこやみたらしもおすすめ
定番の焼き団子もおすすめですが、あんこやみたらしの甘いお団子もおすすめです。
今回は、あんことみたらしを購入しましたが、どちらもちょうど良い甘さですぐに食べてしまいました。
今後も訪れる機会があると思うので、その際は新しいメニューを食べて随時この記事に感想を追加していきます。
一個55円のいなりも人気
お団子や和菓子だけでなく、おにぎりや赤飯、いなりも人気です。その中でも、いなりは1個55円で販売されていて、後から来たお客さんが残っていた全てを買い占めていました。
地元の方から愛され続けているお店なので、おそらくみなさんお気に入りの一品があるのでしょう。
団子の豆知識
団子は、日本の伝統的な食べ物であり、古くから多くの人々に親しまれています。串に刺さった状態のものが定番ですが、近年ではオシャレな容器に入ったものや、カラフルで様々な味が楽しめる団子も人気です。
このセクションでは、団子の歴史や由来、意外と知らない雑学的な情報を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
団子とは?
団子とは、一般的に米などの穀物の粉を水やお湯で練って丸め、蒸したり茹でたりしたものを指します。串に刺さった串団子のイメージが強いですが、きな粉をまぶしたものや、醤油や餡で味付けしたものまで幅広くあります。
団子の歴史
団子は、縄文時代から食べられていたという説があります。当時の人々は、木の実や草の実などを粉にして団子状に丸め、焼いたり煮たりして食べていました。
昔からあるイメージですが、縄文時代から食べられていたというのは、正直驚きですね。
団子の名前の由来
団子の名前の由来には諸説ありますが、奈良時代に遣唐使が持ち帰った「団喜」という唐果物が由来と言われています。
お供物から庶民のおやつへ
団子は元々神様へのお供え物として用いられていましたが、江戸時代頃から庶民にも親しまれています。現在でもお供物としてお祭りや神事、お彼岸などでは重要な役割を果たしている一方、花見などのイベントにも欠かせない存在となりました。
団子に関する雑学
団子には、様々な奥深い事実や雑学があります。ここでは、意外と知らなかったり、ちょっと面白い情報を紹介しますので、参考にしてください。
「みたらしだんご」漢字にすると?
串団子の定番「みたらしだんご」は、漢字で書くと「御手洗団子」になります。みたらしのタレと関係していると思っていた人も多いのではないでしょうか。
言い伝えによると、後醍醐天皇が、境内にある御手洗池で水をすくったところ、まずは泡が一つ浮き、続いて4つの泡が浮かび上がったので、それを団子に見立てて作ったという話があります。
その後、境内で売られていた食べものこそが、串に刺して焼いた団子で、「みたらし団子」と呼ばれるようになったのです。
花見団子が三色の理由は?
花見団子は、桜の花見時期に食べる串団子で、一般的に赤(ピンク)・白・緑の三色の色が使われています。調べてみると、それぞれの色や順番には意味があり、いくつかの説があることがわかりました。ここでは、代表的な二つの説を紹介します。
桜が咲く順番を表現している説
桜が咲く順番を表現している説で重要なのは、串に刺さった順番です。赤(ピンク)は桜の蕾、白は満開の桜、緑は散った後の葉桜とされ、桜の咲く様子を順番に表しています。
桜を見ながら、桜が咲く順番を表現した三色団子を食べるというのは、なかなか感慨深いものがありますよね。
日本の季節を表現している説
日本の季節を表現している説とは、日本の四季である春夏秋冬を表しているという説です。しかしながら、団子は三色しかありません。ないのはどの季節かわかりますか?
ピンク(赤)は春、白は冬、夏は緑ですので、三色団子にないのは「秋」です。秋が無いのはいくら食べても「飽きない」や「商い」が繁盛するようにという意味があるようです。
三色団子を発案した戦国武将とは?
三色団子を発案したのは、誰もが知る戦国武将である「豊臣秀吉」だと言われています。天下を取った豊臣秀吉が、桜の季節に京都で開くお茶会で振る舞ったお菓子の一つが、三色団子(花見団子)です。
団子の形には意味がある
ほとんどの団子が丸い形状をしていますが、これは「縁起が良い」とされているためです。丸い形状は「円満」や「和」を連想でき、家族や人間関係が円満であることを願う意味が込められています。
和光市にある「だんごの美好」もおすすめ
朝霞市の隣の和光市には「だんごの美好」という、昔ながらの団子屋さんがあり、こちらのお店もおすすめです。団子や和菓子などの定番メニューに加え、おにぎりや太巻きの種類も豊富にあります。
「だんごの美好」店舗情報
住所:埼玉県和光市丸山台1-11-18
電話番号:048-468-1747
ホームページ:http://www.dangoya-miyoshi.com/
営業時間:7:00〜19:00 (月曜定休日)
メニューとおすすめ
「だんごの美好」でリピーターが続出しているメニューは、太巻き、鶏ごぼうおにぎり、みたらし団子、いきなり団子などです。店主は使用するお米や塩にもこだわっており、どの商品もクオリティーの高いことがわかります。
今回筆者が購入したのは、だんごの「あま」と「いそべ」です。「あま」はいわゆるこし餡で、しっかりとした甘さがあります。
「いそべ」は香ばしい醤油の味と海苔が絶妙なバランスで、おやつにもおつまみにも最適な味でした。
「だんごの美好」は駅から近く、営業時間も長いので、近くに言った際は、ぜひ利用して見てください。
美味しい団子を食べましょう
今回は、朝霞市にある「あけぼのだんご」と和光市にある「だんごの美好」の紹介に合わせて、だんごの豆知識についても解説しました。
団子は、日本人に古くから親しまれており、団子屋さんは懐かしいレトロな雰囲気のお店が多いです。自分のお気に入りのお店を見つけて、美味しい団子を食べましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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